Synology DiskStation DS215j のディスクの様子を Mackerel で監視できるようにしていきます。若干 Raspberry Pi を Mackerel で監視する と被っていますがやっていきましょう。
SSH できるようにする
最近の NAS は普通に Linux なので SSH とかできたりします。やり方は各社( QNAP など)異なるとは思いますが、大抵の場合はブラウザからポチポチするとできるようになると思います。 DSM 6.0 の場合はコントロールパネル > 端末とSNMP > SSHサービスを有効にする から設定できます。
あとは DiskStation の IP アドレスへ SSH するだけです。この設定だけですよパスワード認証になってしまいますが、今回の本筋とはずれるたけこれでよしとします。公開鍵を置けば普通に公開鍵認証でログインできます。
mackerel-agent のインストール
DSM 6.0 は yum
や apt-get
は使えないためパッケージマネージャー経由以外から mackerel-agent をインストールする必要があるのですが、幸い色々な環境に合わせたバイナリが用意されていますのでそれを使っていきます。
curl -LO https://github.com/mackerelio/mackerel-agent/releases/download/v0.37.1/mackerel-agent_linux_arm.tar.gz tar xvzf mackerel-agent_linux_arm.tar.gz sudo cp mackerel-agent_linux_arm/mackerel-agent /etc/mackerel-agent
あとは mackerel-agent.conf
に API キーを設定します。
$ cat /etc/mackerel-agent/mackerel-agent.conf ... apikey="your api key" ...
これで一応動くはずなので
sudo /etc/mackerel-agent/mackerel-agent --conf=/etc/mackerel-agent/mackerel-agent.conf
で起動できるか試してみましょう・
インストールの際は公式のヘルプも参考にしてみてください。
nohup
で起動する
接続が切れたら mackerel-agent も死ぬ、というのでは困るのでサービス化していきます。 nohup
が必要十分だと思いますが、 nohup
コマンドは入っていないのでインストールしていきます。 nohup
をインストールするためにまずパッケージマネージャであるEntware-ng( opkg
) をインストールしましょう。
というそのものズバリなドキュメントが用意されているので難しくないと思います。
あとは
sudo opkg update sudo install coreutils
で nohup
が使えるようになるので
sudo nohup /etc/mackerel-agent/mackerel-agent --conf=/etc/mackerel-agent/mackerel-agent.conf &
すれば完了です。
様子
特に面白みのあるグラフではない。
終わりに
WebWebしいサーバーでなくても意外と簡単に導入できるので、監視するサーバーなんてねぇよって方も一度試して見るといいと思います。グラフを眺めるのは楽しいことです。